鏡を見るたびに「もっと痩せなきゃ」と思っていた。
SNSに流れてくる細い体、綺麗な顔、完璧な肌——。「理想の自分になれたら、人生が変わる」そう信じてダイエットを始めた。
でも気づいたときには、痩せるためではなく、食べたことへの恐怖と自己嫌悪を消すために吐いていた。
そして、もっと皮肉なことが起きた。「綺麗になりたい」と始めたのに、顔がどんどん変わっていったのだ。
ルッキズムの罠——「見た目」への呪いが摂食障害を加速させる
ルッキズム(外見至上主義)とは、人の価値を外見で判断する考え方のこと。
「太っている=意志が弱い」「細い=努力している、美しい」——そういうメッセージがSNSにも、広告にも、無意識の会話にも溢れている。
私がダイエットを始めた動機は、正直なところ「痩せて綺麗になりたい」だった。当時の私はそれが「正しい努力」だと思っていた。
でも今振り返ると、それはルッキズムに植え付けられた「痩せなければ価値がない」という恐怖だったと思う。
食べることへの罪悪感、体型への嫌悪感、鏡を見るたびに湧き上がる「まだ足りない」という焦り——それが積み重なって、過食嘔吐というループにはまっていった。
過食嘔吐で「顔」が変わっていく——カショオ顔・唾液腺・吐きグセの現実
「綺麗になりたくて始めたのに、顔がひどくなっていく」
これは私だけじゃなく、過食嘔吐をしている多くの人が経験することだ。
カショオ顔・エラ張りはなぜ起きる?
過食嘔吐を繰り返すと、耳の下にある「耳下腺(じかせん)」という唾液腺が腫れてくる。これがいわゆる「カショオ顔」と呼ばれる状態で、頬〜エラのあたりがもったりと膨らんで見える。
耳下腺が腫れる理由は、嘔吐の刺激が繰り返されることで唾液腺が慢性的に炎症を起こすから。一回吐くだけでも傷つき、それが何年も積み重なると、腫れが「顔の形」として定着してしまう。
さらに、嘔吐による電解質バランスの乱れ(特にカリウム不足)が、顔全体のむくみを引き起こす。体が水分を手放せなくなり、朝起きるたびに顔がパンパンに見える状態が続く。
吐きグセがつくと、顔だけでなく肌まで変わる
吐き続けることで起きるのは、顔の形の変化だけではない。肌そのものも荒れていく。
嘔吐時に体にかかる圧力で毛細血管が切れ、目の周りや頬に赤い点状の出血が出ることがある。また、胃酸が食道・口腔内を繰り返し通ることで、肌のpHバランスが乱れ、乾燥・くすみ・吹き出物が増えやすくなる。
栄養が体に吸収されない状態が続くと、肌のターンオーバーも乱れ、ハリや透明感が失われていく。
「綺麗になりたかったのに、肌まで荒れていく」——この現実が、さらに自己嫌悪を深めて、また吐く、というループになる。
吐きグセは「意志」で止められない
「やめようと思えばやめられるはず」と思っていた。
でも吐きグセは、脳の報酬系に刷り込まれた行動パターンになってしまう。食べて不安になり、吐くことでその不安が一時的に消える——この繰り返しが神経回路として固定化されると、意志の力だけでは止められない状態になる。
これは「弱い人間」の話ではなく、脳と体の生理学的な変化。だから「やめられない自分」を責めなくていい。
顔の変化に気づいたとき——私がしたこと
ある日、久しぶりに会った友人に「なんか顔、変わった?」と言われた。
その一言が刺さった。鏡で見る自分は毎日少しずつ変わっているから気づきにくかったけど、他人の目には「別人」に見えていたんだと思う。
その頃の私の顔は、エラのあたりがパンパンに腫れて、目の下にくすみがあって、肌もなんとなく荒れていた。
「顔を治したい」と思った。でも同時に、「吐くのをやめたい」とも思っていた。この二つは、実は繋がっていた。
回復の中で出会った「自分を労わるケア」——リファカラット
回復に向かう中で、最初に手を出したのがリファカラットだった。
正直に言うと、最初は「顔のむくみをなんとかしたい」という動機だった。カショオ顔が気になって、エラのあたりをどうにかしたくて。
でも使い続けるうちに、気づいたことがある。リファは顔の「形」を整えるだけでなく、肌そのものをケアする効果もあるのだ。
リファカラットが肌に効く理由
リファカラットのローラーは、「マイクロカレント(微弱電流)」を肌に流しながら転がす仕組みになっている。これが、普通のローラーとの大きな違い。
マイクロカレントは、肌細胞に直接働きかけてコラーゲン生成を促進し、肌のハリ・弾力を回復させる効果があるとされている。
過食嘔吐で失われがちな肌のハリを、外側からサポートしてくれる感覚があった。
そして何より、毎晩リファでコロコロする時間が、「自分の体を大切にする時間」になっていった。
摂食障害のとき、私は自分の体を「敵」のように扱っていた。でも、やさしくほぐしてあげることで、少しずつ「この体と仲良くなろう」という気持ちに変わっていった。自己嫌悪から自己受容へのスイッチ——リファはそのきっかけになってくれた。
エラ・カショオ顔へのアプローチ
耳下腺のあたりは、直接強く押すのはNG。でも、耳の後ろ→あご→首筋のラインを優しく流すことで、リンパの流れが改善されてむくみが取れやすくなる。
毎晩お風呂あがりに、このルーティンを続けた。1ヶ月ほどで「なんか輪郭がすっきりしてきたかも」と感じるようになった。
過食嘔吐を完全にやめる前から、このケアを始めていた。「顔が少し変わった気がする」という小さな実感が、回復へのモチベーションになったと思う。
外側のケアだけでは足りない——心と体を根本からほぐすLAVA
リファで顔のむくみをケアしながら、もう一つ取り組んだのがLAVAのホットヨガだ。
外側からローラーでほぐすだけでは、根本にある「心と体の緊張」は解消できない。
摂食障害の人の体は、慢性的なストレスと不安で常に交感神経が優位な状態になっている。筋肉はこわばり、血流は悪く、消化機能も低下している。この「緊張状態」が、むくみやすさや唾液腺の炎症にも関係している。
ホットヨガで体の「デフォルト」が変わる
LAVAのホットヨガは、温かい室内でゆっくりと呼吸しながら体を動かすスタイル。これが、摂食障害からの回復にとても合っていた。
温熱効果で筋肉がほぐれ、発汗することで体内の余分な水分が排出される。これがむくみの改善に直結する。
でもそれ以上に大きかったのは、「呼吸を意識して体と向き合う時間」そのものだった。
「この体、ちゃんと温かい」「ちゃんと動いてくれてる」——そういう感覚が、体への嫌悪感を少しずつ溶かしていった。
ルッキズムからの解放は、体を「内側から感じる」ことから
ルッキズムとは「外から見た自分」を基準に価値を測ること。
ホットヨガで気づいたのは、「体は見せるものじゃなく、使うもの・感じるもの」だということ。
汗をかいて、呼吸して、体が動いていることを感じる。それは「鏡の前で評価される自分」ではなく、「生きている自分」としての体験だった。
この感覚を取り戻すことが、ルッキズムの呪いから抜け出す第一歩だったと思う。
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「綺麗になりたかった私」へ——ルッキズムと摂食障害を越えて
ダイエットを始めた頃の私は、「痩せれば全部うまくいく」と思っていた。
でも20年間苦しんでわかったのは、「見た目を変えようとする前に、自分を丸ごと受け入れること」が先だということ。
カショオ顔も、唾液腺の腫れも、荒れた肌も——体が出しているSOSのサインだった。責めるべき「欠点」ではなく、「もう限界だよ」という体からのメッセージ。
リファで体を労わる時間、LAVAで汗をかきながら自分の体を感じる時間——そういう「自分を大切にするケア」が、外見への執着よりずっと大切なことを教えてくれた。
外見を変えようとして始めたことが、気づけば「自分を好きになる」練習になっていた。
まとめ
- ルッキズムへの呪いが、ダイエットから過食嘔吐へのスリップのきっかけになりやすい
- 過食嘔吐による「カショオ顔」は耳下腺(唾液腺)の腫れとむくみが原因
- 吐きグセは肌のハリ・くすみ・乾燥にも影響する
- 吐きグセは意志の問題ではなく、脳と体の生理学的なパターン
- リファカラットはエラ・むくみ改善と同時に、肌のハリ回復・自己受容のきっかけになった
- LAVAホットヨガで体を内側から感じる体験が、ルッキズムの呪いからの解放につながった
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