「痩せたら全てが変わる」——その勘違いで、私の人生は、20年以上苦しみました。
元JAL国際線客室乗務員として30年間働いた私。今でこそ投資で経済的自由を手に入れ、YouTubeで情報発信をしていますが、18歳から38歳までの約20年間、過食嘔吐という地獄に苦しみました。
きっかけは、たった一言。「吐けば楽になるから」
飲み会で先輩が何気なく言ったこの言葉が、私を20年間の摂食障害へと突き落としたのです。
この記事でわかること
- 過食嘔吐が始まるきっかけ
- Fラン短大で味わった劣等感
- 「痩せれば変われる」という勘違い
- 20年以上続いた過食嘔吐の壮絶な日々
- JAL CA時代も止まらなかった地獄
- 過食嘔吐から抜け出せた3つの理由
- 今すぐできる回復へのステップ
同じ苦しみを抱える方へ。
必ず回復する日がやってきます、諦めないでください。
進学校合格からの転落
「賢い子」というプレッシャー
私は中学生まで成績優秀で、両親から「賢い子」として褒められてきました。
福岡の名門進学校・修猷館高校に合格。周りからは「すごいね」と言われ、自分でもいい気になっていました。
でも、合格した瞬間——私の中で全てが終わりました。
燃え尽き症候群
高校に入学した途端、私は完全に燃え尽きてしまいました。
「もう頑張らなくていい」
そう思った瞬間、教科書すら開かなくなりました。
変わりに始めたのは
- 暇つぶしに食べる
- 時間を潰すようにお菓子を食べる
- ただひたすら食べ続ける
体重はどんどん増えていきました。
何もしなかった3年間
おしゃれ?ファッション?全く興味なしで、ボーっと生きていました。
- 「何か楽しいことないかな」
- 「素敵な彼氏が欲しいな」
そんなことばかり考えて、3年間何もしませんでした。
当然、大学受験は見事に全滅。
両親に告げた絶望
二次募集で拾ってもらったFラン短大の名前を両親に告げた時、父は「そんなところに通わせるために東京へ行かせる金はない!」と呆れていました。
母が「女の子だから、浪人したら恥ずかしい。嫁にいけない」と、言って、その言葉で、毎月生活費をもらいながら東京での短大生活が始まりました。
Fラン短大。少子化で今はもう存在しません。
絶望の田舎娘
18才で、福岡から東京へ
私はただの田舎者でした。
短大に入学した初日、私は愕然としました。
周りの女の子たちとの圧倒的な差
彼女たちは
- 茶髪の髪はふわふわ
- 流行りのメイク
- 服装もおしゃれ
- バッグも靴も、洗練されたブランド物
- 育ちがいい(家が金持ち)
- 下から上がってくる人はみんな仲良し
一方の私はというと
- スーパーのビニール袋を物入れにすることもあったし
- デパートの紙袋をバッグ代わりにしたこともありました
- 服装は組み合わせ方がわからず、いつも同じで
- 色の組み合わせもセンスなし
- ペンケースは小学生が使うようなプラスチック製
- 髪型はおかっぱ以外わからない
- スタイリングの仕方も知らないのでボサボサ
- 博多弁を話す人は誰もいない
思い出すのも恥ずかしいくらいです。
でも、その時は気づく余裕もありませんでした。
デブで地響きがする
体型は、高校時代から続く過食で明らかにデブでした。
夏は脂肪の隙間にあせもができ、歩くと地響きがすると、からかわれました。
友達ができない
友達ができない理由が痛いほど分かりました。
私は彼女たちと話すことすらできませんでした。
話しかけたくても、自分があまりにも場違いで、恥ずかしくて、声をかけることができなかったんです。
だから、一緒に行動する友達はいませんでした。
痩せればが変われるという「勘違い」
そんなある日、太ったタプタプのお腹を見ながら思ったんです。
「私がダサいのは、太っているからだ」
みんなは細くて、どんな服も素敵に着こなしている。
きっと私も痩せれば、あんな風におしゃれな服が着られるはず、と。
危険な思い込み
それが、すべての始まりでした。
- 私は服のセンスがないのではない
- 太っているからおしゃれな服が似合わないだけ
- 痩せれば全てが解決する
そう信じ込んでしまったんです。
でも、本当の問題は体重じゃなかったんだと思うんです。
- 自己肯定感の低さ。
- 完璧主義。
- 周囲からの承認を求める心。
それが、摂食障害の根っこにあったんです。今でもそんな自分がたまに出てきて違う意味で苦しむことがあります。
「吐けば楽になるから」
居場所を求めて参加した飲み会
大学1年生の時、サークルの飲み会に参加しました。
どこにも居場所がない私は、「何にでも参加してみよう!」という一心でした。
でも、そこで起きたのは——
ビールの一気飲みの連続でした。
飲みすぎたビールで、苦しんでいる私に、先輩が何気なく言いました。
「トイレで吐けば楽になるよ」
嘔吐の後、私の人生が変わった
言われた通りに吐き出したら、体も心もすっきりして気分がよくなりました。
その瞬間、私の中で何かが繋がりました。
- 吐けば楽になる。
- 食べても吐けばいい。
- 痩せるために吐けばいい。
トイレに駆け込み、喉に指を突っ込んで吐いたとき、確かに「楽」になった快感が、20年以上続く地獄の入り口だったのです。
過食嘔吐の始まり
最初はダイエットのつもりでした
「なんて都合の良いダイエット方法だろう」と
- 好きなものを食べられる
- 吐いてしまえばカロリーはゼロ
- 痩せておしゃれな服が着られる
最初はそう思っていました。
コントロールが効かなくなる
週1回から始まった過食嘔吐は
- 週2回になり
- 週3回になり
- 気づけば毎日嘔吐するようになり
- 最終的には1日に何回も食べては吐くを繰り返すようになりました
普通に食べることができない
どれくらい食べるのが普通なのかもわからなくなっていました。
- 常にお腹が空いていて不安
- 食べ物のことで頭がいっぱい
- 満腹の感覚がわからない
- 人との食事が苦痛になる
- ただ、食べ続けて、吐くだけ
この異常な生活が惨めで恥ずかしくて、バレないように生きることに必死でした。
JALのCAがになってからも
憧れのJALに入社しCAになれたのに止まりませんでした
短大を卒業して、憧れのJAL国際線客室乗務員になりました。
でも、過食嘔吐は止まりませんでした。
CA時代の肉体労働
国際線の客室乗務員として働きながら:
- 機内トイレで吐いたこともありました
- 乗客には笑顔で対応
- 同僚にバレないよう必死に隠す
- ステイ先では大量の食料の買い出し
外見は華やかなCAでも、心の中は絶望でした。
身体に現れた異変
- エラが張る:唾液腺が腫れて顔が変形
- 顔がむくむ:常にパンパン
- 貧血:何度も体調を崩して休職
- 歯がボロボロ:胃酸で溶ける
- 生理不順:ホルモンバランスの崩れ
メイクで誤魔化し、笑顔で接客していましたが、心と身体は限界でした。
それでも30年間、続けた理由
最終的に、私は30年間も国際線の空を飛び続けました。
その理由はJALのCAという肩書がなくなると自分は惨めな人間だとわかっていたからです。
JALのCAといえば自然と他人から信用され、信頼される安心感があったんです。
結婚、出産という人生の大きな節目も迎えました。
摂食障害は、2人目の子どもの出産後、育児休職中に症状が寛解していきました。
ただ、乗務生活のほとんどを過食嘔吐とともに生きていたので、子育て中の心と体は、いつも疲れ切っていました。
過食嘔吐から抜け出せた5つの理由
1. 「摂食障害」という病名を知った
35歳の時、初めて「摂食障害」という言葉を知りました。
今のようにたくさんの情報が手に入る時代ではなかったので、過食嘔吐は「私の惨めな癖」「恥ずかしい習慣」だと思っていました。
でも、病気であることを知り、思い切って心療内科に行ってみました。
2. 心療内科での治療
医師に処方された安定剤のおかげで、過食嘔吐がなくなりました。
正確にいうと、副作用で2週間くらい眠り続けたことで食べる時間も嘔吐する時間もなかったというのが正しくて、その御蔭で体重も減っていて、過食嘔吐しなくても痩せることを知りました。
2週間眠り続けたんです。それだけ、心も体も疲れ切っていたんだと思います。
3. ヨガとの出会い
過食嘔吐が減っても、エラは張ったまま。体はむくんだままでした。
「この先、どう生きていけばいいのか」という新たな不安に襲われました。
そんな時、出会ったのがヨガでした。
「もう若くないし、体力もないし…」と思いましたが、思い切って無料体験に申し込んでみました。
4. 吐かずに68kgから52kgへ——奇跡の体験
2人目の出産後、68kgあった体重が、ヨガを通じて52kgの適正体重まで下がったのです。
でも、それ以上に大切だったのは、体重の数字ではありませんでした。
ヨガでも「吐かなくても痩せた」という現実が、私の中の常識をくつがえしてくれたのです。
5. 深呼吸
ヨガを始めて気づいたのは、今まで緊張の連続で呼吸をきちんとしていなかったってことなんです。
自分の体が限界だってことに気づいて、深い呼吸で心が整い、ヨガは、他人と比較しないでいい気楽さがありました。
そのことで、20年間苦しんだ摂食障害が、ヨガを通じて寛解していったのです。
今すぐできる3つのステップ
①専門家に相談する
一人で抱え込まないでください。
摂食障害は専門的な治療が必要な病気です。
②ヨガを始めてみる
「もう若くないし」「体力ないし」は関係ありません。
私も35才を過ぎてから始めました。
私の回復のきっかけとなったヨガ、特にホットヨガLAVAは
初心者でも安心して始められます。まずは体験から始めて
みませんか?
③エクエルでホルモンバランス調整
女性ホルモン(エストロゲン)が減ると、体は脂肪をためこみやすい太りやすい代謝が落ちやすい状態になります。
エクオールは「女性ホルモンの代わりの手助け」をする大豆からできる成分で女性ホルモンに似た働きをしてくれます。だから・脂肪をためこみにくい体に戻しやすい・コレステロールのバランスを整える・代謝がゆっくり落ちていくのを止めるというサポートをします。また骨粗鬆症も予防できます。
さらに、血糖(血の中の糖)も安定しやすくなりエクオールは 血糖の上がり方をゆるやかにする作用もあります。→ 血糖が安定すると食べても脂肪になりにくい体になります。
その結果・脂肪をためにくい・糖が脂肪に変わりにくい・代謝が落ちにくい体重が自然と落ちやすくなることがあという流れです。
私の体重が減ったサプリ
[大塚製薬]エクエル 120粒(30日分目安)パウチタイプx2袋
過食嘔吐の危険性
死亡率18%——最も死に近い精神疾患
過食嘔吐の死亡率は、摂食障害の中で最も高く18%です。
全体の死亡率が7%、拒食症が10%程度であることを考えると、過食嘔吐がいかに命に関わる病気かがわかります。
死因
- 栄養失調による多臓器不全
- 電解質異常による心停止
- 低カリウム血症
- 自殺
過食嘔吐は「悪い癖」ではなく、命に関わる「病気」です。私はずっと重度の貧血と低カリウム、低糖質の状態で、体調不良が続いていました。
身体への影響
- 顔のエラが張る:唾液腺の腫れ
- 歯が溶ける:胃酸の影響
- 食道がん:胃酸による食道の損傷
- 心臓への負担:電解質バランスの崩れ
- 骨粗鬆症:栄養不足
- 生理不順・不妊:ホルモンバランスの崩れ
まとめ
もし、私と同じような悩みを抱えている人がいたら、いつか回復することを信じてください。
私は
– Fラン短大出身
– 良い母親じゃない・良い妻じゃない・良い娘じゃない
– 自分に自信が持てない
そんな私でも、35才から新しい人生をスタートできました。
私が伝えたいこと
- 摂食障害は、かなり難しい病気であることを知ってください。
- でも、必ず回復できると信じてください。
- 人生は何歳からでもやり直せます。
- 一人で抱え込まないで、専門家の力を借りてください。
- ヨガや簡単な運動で心と体を整え、もう自分を許してあげてください。
何才からでも遅くありません。諦めないでください。
今すぐできるアクション
1.まずは体験から
《ダイエットいらず》のカラダへ。
2.エクエルでホルモンバランス調整
[大塚製薬]エクエル 120粒(30日分目安)パウチタイプx2袋
【この記事を書いた人】
福永かおる、54才。元JAL国際線客室乗務員(30年勤務)。18歳から38歳まで20年間、過食嘔吐の摂食障害を経験。「吐けば楽になる」という先輩の一言から地獄が始まった絶望で人生諦めていました。ヨガと心療内科での治療で克服し、現在は投資で経済的自由を実現し、YouTubeで「何才からでも人生はやり直せる」をテーマに情報発信中です。
※この記事は個人の体験に基づくものであり、医学的アドバイスではありません。摂食障害は専門的な治療が必要な疾患です。症状が重い場合は、必ず医療機関を受診してください。
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