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鏡で歯を見るのが怖い。歯医者に行ったら何を聞かれるかわからなくて、
何年も予約すらできずにいませんか。
先にお伝えします。歯がボロボロになるのは、あなたが不潔だからでも、
だらしないからでもありません。嘔吐による胃酸が歯を溶かす、
医学的にごく自然な現象です。そして、今から歯科に行っても遅すぎることはありません。
なぜ過食嘔吐で歯がボロボロになるのか
繰り返す嘔吐で胃酸が口内に触れることで、歯のエナメル質が
徐々に溶けていきます(酸蝕歯)。これは歯磨きが足りないからではなく、
胃酸という強い酸に歯が繰り返しさらされることが原因です。
私の場合|歯科に行くまでの記録
一番怖かったこと
過食嘔吐がバレることが恥ずかしくて、逆流性食道炎で常に胃液が込み上げることを原因だとしていました。
実際に受診したときのこと
予約の電話をかけたのは、歯がしみて夜に眠れなかった翌朝でした。勇気が出たというより、痛みに追い詰められて、やっと。それが正直なところです。
待合室では、ずっと下を向いていました。口を開けたら全部わかってしまう。「この人、吐いてるな」と思われる。診察台に上がるまで、頭の中はそればかりでした。
問診票には、過食嘔吐とは書けませんでした。代わりに書いたのは「逆流性食道炎で、胃液が上がってくることがあります」。嘘ではないけれど、本当のことでもない。当時の私には、それが精いっぱいの告白でした。
先生は、口の中を見て、責めるようなことは何も言いませんでした。「酸で溶けていますね。原因になっている酸を減らしながら、これ以上進まないように治療していきましょう」。それだけでした。
拍子抜けするほど、普通の診察でした。何年も怖がっていた「バレて責められる瞬間」は、来ませんでした。あとから知ったのですが、歯科の先生にとって酸蝕歯は珍しいものではなく、原因が胃酸だと分かれば、それ以上詮索されることはほとんどないそうです。
帰り道、悔しかったのを覚えています。こんなことなら、もっと早く来ればよかった、と。
今の状態
今は、審美歯科も含めて治療を終えて、人前で笑ったときに歯を気にすることはなくなりました。
かかった金額は、全部で約300万円です。
書くか迷いましたが、書きます。これは「早く行かないとこうなるよ」という脅しではありません。逆です。何年も放置した私でも、ここまで戻れたということ。そして、受診が早いほど、失う歯もお金も少なくて済むということです。溶けたエナメル質は自然には戻りません。でも「これ以上溶かさない」は、今日の予約から始められます。
私が20年分の代償として払った300万円のうち、いくらかは「怖くて予約できなかった年月」の値段でした。あなたには、その分を払ってほしくないのです。
歯医者で正直に話すために
– 「過食嘔吐がある」と一言伝えるだけで、歯科医は適切な対応をしてくれます
– 事情を話すのが不安なら、メモに書いて渡すのでも構いません
– 治療は「今の状態を悪化させない」ことが目的で、責められる場ではありません
それでも、いきなり歯医者で顔を合わせて打ち明けるのはこわい——そう感じるのは当然のことです。私自身、何年も予約すらできませんでした。
もし「まず誰かに話を聞いてほしい」「対面はまだ無理」と感じるなら、名前を明かさずスマホから相談できるオンラインカウンセリングという選択肢もあります。歯科に行く前の“心の準備”として、頼っていいものだと思います。
日々のセルフケアで意識していること
治療と並行して、普段の歯磨きも見直しました。酸で弱くなった歯は
力を入れて磨くとかえって傷つきやすいので、やさしく磨けるものを
選ぶことが大切だと後から知りました。
当時の私はそこまで知識がなく、普通の歯ブラシで力任せに磨いていました。
今思うと、クラプロックス ブラックisホワイト電動歯ブラシのような、
歯にやさしい磨き方ができる電動歯ブラシが当時あれば使いたかったです。
弱っている歯をこれ以上傷つけたくない人には、選択肢の一つになると思います。
(※体調や歯の状態によって合う・合わないがあるので、使う際は歯科医に相談してから
がおすすめです)
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また、当時の私は歯だけでなく、嘔吐による顔のむくみ(いわゆるカショオ顔)にも
ずっと悩んでいました。根本的に良くなったのは嘔吐が減っていったときですが、
「人に会わなきゃいけない朝」を少しラクにしてくれる道具として、
マッサージローラーのリファカラット(ReFa CARAT FACE)に助けられました。
気になる方は、偽物が多い商品なので販売元がメーカー公式「MTG」のものを選んでください
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こんな症状があれば早めに歯科へ
– 歯がしみる、色が変わってきた
– 歯が薄く欠けやすくなっている
– 口の中の痛みや出血が続いている
放置するほど治療の負担が大きくなるため、早めの受診が大切です。
よくある質問
Q1. 歯科医に過食嘔吐のことを話すと引かれませんか?
多くの歯科医は珍しい相談ではないと理解しています。
正直に伝えることで、より適切な治療を受けられます。
Q2. 治療すればもう溶けませんか?
治療で今の状態を守ることはできますが、嘔吐が続く限り
進行のリスクは残ります。並行して回復に向き合うことが大切です。
Q3. どのくらいの頻度で通えばいいですか?
状態によって異なるため、歯科医と相談して決めるのが安心です。
まずは一度、現在の状態を見てもらうことから始めてください。
回復への一歩として、体を動かすこと
歯の治療は「今の状態を守る」ためのものですが、根っこにある過食嘔吐と
少しずつ向き合っていくことも、同じくらい大切でした。私の場合、
無理な食事制限ではなく「体を動かす気持ちよさ」から始められたことが、
20年続いた過食嘔吐から抜け出すきっかけのひとつになりました。
私が通ったのはホットヨガのLAVAです。汗をかいて体をゆるめる時間は、
自分を痛めつけるのではなく大事にする時間で、気持ちの切り替えにもなりました。
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きつい食事制限ではなく、体を動かす気持ちよさから始めてみませんか。
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まとめ
歯がボロボロになったのは、あなたのせいではありません。
怖くても、一度歯科の扉を開けば、そこから状態を守っていけます。
焦らず、できることからで大丈夫です。
ひとりで抱えないために
– こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556
– 摂食障害全国支援センター:https://www.edportal.jp/
歯のことも、過食嘔吐そのもののつらさも、ひとりで抱え込まなくて大丈夫です。「誰かに話したい」と思ったときは、公認心理師(国家資格)のカウンセラーだけが登録しているオンラインカウンセリング【Kimochi】もあります。対面じゃなくていい。名前も明かさなくていい。スマホから、自分のペースで相談できます。

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