はじめまして。
横浜市在住の54歳、元JAL国際線客室乗務員の私が、長い過食嘔吐の絶望から抜け出すことができた方法をご紹介します。
約20年間続いた過食嘔吐の摂食障害から立ち直り、過食嘔吐をしなくていい生活になった実体験が、今、摂食障害で苦しんでいる人の役にたてばいいなと思っています。
過食嘔吐になった原因とは
高校受験
小学生の頃は「賢い子」として両親に褒められ、勉強も学校でトップクラス。福岡の進学校・修猷館高校に進学した私は、傍から見れば「順風満帆」な人生を歩んでいました。
でも、本当は、中学生になった頃から全てが変わりはじめていたんです。
ニキビ、体型の変化、そして自分への嫌悪感
中学生の時は、先生も友達も学校も大嫌いで生きることがツラく、そのツラさを紛らわせるために必死に勉強をしていました。勉強はダイエットと同じで頑張れば頑張るだけ点数が上がっていく達成感があり、その盲目的な必死さが、後の過酷なダイエットにつながったのではないかと感じています。やればやるほど成績はよくなりましたが、友達は少なく楽しい学校生活とは程遠い中学時代でした。高校受験で希望の高校に入ると達成感を失い、勉強という打ち込むことをなくした私はやることがなくて、虚しい時間と虚しい心を埋めるように、暇があると何かを食べるようになって体重はどんどん増えていきました。
大学受験は全滅
二次募集で聞いたこともない短大に進学し、18歳で上京。田舎娘のコンプレックスは東京でさらに大きくなりました。
そして、運命の日がやってきました。
吐けば楽になるから
その言葉がこれから始まる 20年間の地獄の始まりだったんです。
大学の飲み会で一気飲みで、苦しんでいる私に先輩が言った何気ない一言でした。
「吐けば楽になるから」
その瞬間、私の人生は大きく狂い始めました。
「食べても吐けばいいんだ」
そんな単純で恐ろしい勘違いから、20年間続く摂食障害(過食嘔吐)の地獄が始まったのです。
JAL国際線CA時代の過酷な現実
痩せたいと思って過食嘔吐をしているとどんどん体力がなくなります。それでも就職活動を終え、憧れのJAL国際線客室乗務員になりました。
でも、華やかに見える職業の裏で、私は過食嘔吐を繰り返していました。
フライトの合間に隠れて食べ、そして吐く。
エラが張り、体はむくみ、貧血で何度も休職しました。
泣きながら食べて、吐いた後は疲れ切って16時間くらい寝るという生活が恥ずかしくて、誰にも相談できませんでした。食べることに抵抗を感じているのに、食べ始めたら、食欲を抑えることができず、吐くまで食べるの繰り返しで、この異常な生活が惨めで恥ずかしくて、バレないように生きることが必死でした。
私は、最終的に30年間も国際線の空を飛び続けました。結婚、出産という人生の大きな節目も迎え摂食障害は、2人目の子どもの出産後の育児休職中に症状が寛解してていきました。ただ乗務生活の殆どを過食嘔吐とともに生きていたので、心も体もボロボロになっていました。
過食嘔吐をやめられたきっかけ
35歳の時、摂食障害という言葉を知りました。今のようにたくさんの情報が手に入る時代ではなかったので、過食嘔吐は、私の悪いクセで、恥ずかしいことだと思っていたのですが、立派な病気であることを知り、思い切って心療内科に行ってみました。安定剤の薬のおかげで過食嘔吐が減りましたが、2週間くらい、眠り続けました。そのくらい心も体も疲れ切っていたんだろうなと思います。
ただ、エラは張ったままで、体はむくんでいたので、摂食障害が寛解に近づきながらも、この体は、つらすぎると「この先どう生きていけばいいのか」という新たな不安に襲われました。
そんな時、出会ったのがヨガでした。
「もう若くないし、体力もないし…」と思いましたが、思い切ってやってみようと無料体験に申し込んでみました。
そして過食嘔吐なして60kgから52kgの適正体重に戻ったんです。この吐かなくても痩せるという経験は私にとってとても貴重でした。自分で経験したことで得た事実が私の頑なな頭に気づきを与えてくれました。
ヨガは深呼吸を繰り返すので、食への執着も和らぎました。もし興味がある方は試してみてください。
摂食障害の回復事例
– 吐かなくても痩せられることを知った
– 人生何歳からでもやり直せる
– きっかけがあれば誰でもできる
過食から抜け出したい方
✓ 摂食障害で悩んでいる方
✓ 見た目にこだわりがある方
✓ 人生をやり直したい方
回復のきっかけとなったヨガで私は人生をやり直すことができました。もう二度と、トイレの便器に顔を突っ込んで無理やり吐き出すことをしなくていいという安心は、お金を出しても買えないものです。
人生は何歳からでもやり直せると思っています。貴重な青春を摂食障害という過酷な生活で無駄にしないために、いろんなことを試してみて下さい。その勇気を応援します。
コメント